不眠と不登校の関係
夜、眠りにつくことができない不眠と、
不登校や引きこもりの多くの方が経験する昼夜逆転とは
いくつかの共通点があります。
共通点1:夜、眠りにつけません。
昼夜逆転は、昼間寝て夜起きている状態のことを言います。昼間寝ているので、夜、眠りにつこうとしても眠れません。
薬を飲んでも眠りにつけません。
昼夜逆転を直すことにより夜眠りにつくことができるようになります。
でも昼夜逆転を直そうとしても悪化するだけです。
昼夜逆転の引き金となっているストレスを無くすことが先なのです。
共通点2:きっかけはストレスです。
不眠になるきっかけは、会社、人間関係、家庭内のストレス、
そして環境の変化や将来への不安などが考えられます。
一方、不登校や引きこもりの昼夜逆転も、
先生、友人、親からの言葉や態度によるストレスがきっかけになります。
不眠が慢性化していない状態であれば、ストレスによる影響を減らせば不眠は治ります。
また昼夜逆転も、不登校や引きこもりきっかけになったストレスが
無くなれば改善に向かいます。
共通点3:不眠が昼夜逆転に発展することがあります。
不眠で悩んでいる人は、仕事や家事などがあるため、無理して朝起きています。
しかし、もし仮に仕事や家事をする必要が無く、これといってやることがない立場になったとした場合、
夜眠れない分を昼間寝ることで取り戻そうとするようになります。
つまり昼夜逆転状態となります。
不登校や引きこもりの昼夜逆転は、昼間のストレスを避けるために起こるのですが、
不眠による寝不足でも昼夜逆転は起こりうるのです。